×

男女バランスや暑さ対策…五輪競技日程発表

2019年4月16日 18:00
男女バランスや暑さ対策…五輪競技日程発表

開催まであと465日に迫っている東京オリンピック。その競技スケジュールが発表された。競技は7月22日から8月9日まで。史上最多となる33競技・339種目が行われる。

トップを飾るのは、開会式2日前の7月22日午前9時から行われるソフトボール女子。その試合は日本戦を行うことで調整中という。そして注目の開会式は7月24日、閉会式は8月9日のそれぞれ午後8時からに決まった。

今回の競技スケジュールの特徴の一つが「ジェンダーバランス」。男女差が出ないよう配慮している点だ。これまでの競技日程は、女子が先に行われて、男子が後に行うことが圧倒的に多かったが、競技全体で男女平等になるようそれを減らすという。例えばバレーボールやバスケットボールの試合は、男子決勝を8月8日にして、翌日の9日に女子決勝を行うことにしている。

競技別に特徴を見ていくと、注目競技の一つ、陸上・マラソンの開始時間は、暑さなどを考慮して午前6時となっている。暑さ対策で開始時間が一番早いのは、マラソンより30分早い午前5時半開始の男子50キロ競歩。時間が早すぎると体調や準備への影響も考えられるが、そこも総合的に考慮した上で合意を得たという。

サッカーのスケジュールは7月22日から8月8日の間に試合が行われる。これも暑さに配慮して、ほぼ午後5時以降のキックオフとなっている。男子決勝は日没後の午後8時30分からとなっているが、女子決勝はスタジアムのスケジュールの関係で午前11時からと日中に行われる予定で、暑さが厳しい戦いとなりそうだ。

競技の決勝は大いに盛り上がるが、その日程が多い日をランキングにした。まず第3位は8月6日(木)の25種目で、卓球女子やスケートボード男子が決勝に。第2位は8月2日(日)の26種目で、陸上男子100メートルの決勝などが行われる。そして1位は8月8日(土)の30種目。サッカー男子やレスリングなど注目競技がそろっている。

スケジュールが出たということで、気になるのは観戦チケット。すでにチケット希望者のID登録は始まっているが、いよいよ18日に、チケットの抽選販売を行う特設サイトが開設される。その抽選受け付けは5月のゴールデンウイーク明けにできるようになるという。連休中に観戦スケジュールを立てるのもいいかもしれない。