日本と中国の関係閣僚らが経済の課題について話し合う「日中ハイレベル経済対話」が１４日、中国・北京で開かれ、日本は知的財産権の保護を中国側に求めた。

今回で５回目の開催となる経済対話には、日本から河野外相など６人の閣僚が出席し、知的財産権の保護などが話し合われた。

河野外相「知的財産権の保護データの取り扱い、産業補助金などの構造的な問題について日本側の懸念・問題意識をしっかりと伝達した」

このほか、次世代の通信規格「５Ｇ」を巡りアメリカのトランプ政権が同盟国に排除を求めている中国通信機器最大手「ファーウェイ」について、中国側は「公正、公平に扱ってほしい」と述べ、同調しないようけん制した。

一方、日本産牛肉などの中国への輸出解禁に向けた重要なステップとなる「動物衛生検疫協定」の締結で実質合意に至ったという。