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スーダン軍政トップ 就任から1日で辞任

2019年4月14日 10:30

軍事クーデターが起きたアフリカのスーダンで、30年権力を握ってきた大統領を拘束して軍政のトップに就いた国防相が12日、就任からわずか1日で辞任した。

スーダンでは30年権力を握ってきたバシル大統領の退陣を求めるデモが拡大する中、軍が11日にクーデターを起こし、大統領を拘束した。軍は今後2年間、軍事評議会が統治した後、選挙を実施するとして、国防相だったイブンオウフ氏が評議会のトップに就任したが、デモ隊はこれに反発していた。

こうした中、イブンオウフ氏は12日、就任からわずか1日でトップを辞任。後任に軍幹部のブルハン氏を指名した。ブルハン氏は13日、テレビ演説で民政への移行を約束したが、デモが収束に向かうかは不透明で、依然、混乱が続いている。