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不法移民、聖域都市へ移送検討~トランプ氏

2019年4月13日 19:26

アメリカのトランプ大統領は、拘束した不法移民を、不法移民の受け入れに寛容な地域へ移送することを検討していると表明した。こうした地域は野党・民主党の地盤が多く、大統領の“いやがらせ”だと指摘されている。

アメリカには各地に不法移民に寛容な政策をとる「聖域都市」と呼ばれる地域がある。トランプ大統領は12日、記者団に対し、急増する不法移民への対策として、拘束した不法移民をこうした「聖域都市」と呼ばれる地域に移送することを検討していると明らかにした。

トランプ大統領「不法移民を『聖域都市』に移送させる。『聖域都市』が歓迎するか様子を見よう」

「聖域都市」の多くが野党・民主党の地盤にあることから、移民対策の強化に反対する民主党への“いやがらせ”とみられていて、関係省庁も「違法だ」と判断したと伝えられている。

一方、複数の現地メディアは、トランプ大統領が入国管理のトップに対し、不法移民の入国を阻止するために入国管理当局者が法律を犯して有罪になっても、恩赦を与えると伝えたと報じた。