×

レオパレス 新たに1万4600棟で不備

2019年4月11日 20:13

「レオパレス21」のアパートの施工不良問題で、会社側はこれまでに調査が済んだ物件の約7割にあたる1万4600棟で、新たに不備が見つかったことを明らかにした。

レオパレス21をめぐっては、施工不良のアパートが相次いで見つかっていて、天井が耐火基準を満たしていない約7700人の入居者に対し、「危険性がある」として引っ越しを求めている。

レオパレス21は、建設したアパート約3万9000棟全ての調査を進めているが、3月末までに調査が済んだ2万棟あまりのうち、約7割にあたる1万4599棟で、何らかの不備が見つかったことを明らかにした。

これまで判明していた施工不良は、主に1990年代から2000年代に着工された物件だったが、2015年から去年にかけて着工された物件も含まれていることもわかった。

レオパレス21は新たに見つかった不備について、今後、補修を進めるとする一方、入居者に退去を求めるほどの危険性はないとしている。また、レオパレスは自社が管理し、入居者に引っ越しを求めている4518戸のうち、約3割でまだ転居のメドが立っていないことも明らかにしている。