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治療がん患者5年生存率「前立腺」100%

2019年4月9日 14:04
治療がん患者5年生存率「前立腺」100%

全国のがん専門治療施設で治療を受けたがん患者の生存率が発表された。5年生存率が最も高いのは「前立腺がん」で、低いのは「すい臓がん」だった。

国立がん研究センターによると、全国のがん専門治療施設で2008年からの3年間に治療を受けた患者の5年生存率が最も高いのは、「前立腺がん」で100%、ついで「乳がん」93.9%、「甲状腺がん」92.8%の順になっている。逆に最も低いのは「すい臓がん」で9.2%、ついで「胆のう胆道がん」28.0%、「肝臓がん」36.4%だった。

また、2002年からの4年間に治療を受けたがん患者の10年生存率は高い順に「前立腺がん」95.7%、「甲状腺がん」84.3%、「乳がん」83.9%。低いのは、「すい臓がん」5.4%、「肝臓がん」14.6%、「胆のう胆道がん」16.2%の順だった。

国立がん研究センターは、「がん治療は、今回の調査対象の患者が受けたものよりも今は改善されており、生存率も改善が期待できる」としている。