米中貿易摩擦 最終決着に向け閣僚級協議
アメリカと中国の貿易摩擦の解消を目指す閣僚級協議が3日、ワシントンで始まった。首脳会談での最終決着に向け、懸案を解決できるか、交渉は最終局面を迎えている。
劉鶴副首相はアメリカ通商代表部・ライトハイザー代表の出迎えを受け、記者団に手を振る余裕を見せた。
トランプ政権の高官からは「協議は進展している」との認識が相次いで示されていて、合意文書の調整が進んでいる。ただ、知的財産権の保護など、中国に合意事項を守らせる仕組みや、アメリカが中国製品に課している制裁関税の扱いで、いまだ両国の間には溝がある。
首脳会談での最終決着に向け、これらの懸案を解決できるかが焦点で、交渉は最終局面を迎えている。