×

改元について考える 元号は年月と共に形成

2019年4月2日 5:29
改元について考える 元号は年月と共に形成

1日に発表された新元号「令和」。1日夜の「深層NEWS」では、元号を改めることの意味合いなどについて議論した。

京都産業大学・所功名誉教授「元号というのは一つの名前ですから。名前で5年、10年、30年と使われると、一つのゾーンとか帯になって、時代の特色・カラーを結果として表すことになる。『平成』という文字そのものも大事なんですが、20年、30年と使われる間に『平成時代』といういわばカラーができたり、そういうことは西暦の数字だけでは出ないことですから、その分、長所があると思いますが。元号の持つ表意性というか、意味の味わい深さは大変大事だと思います」

筑波大学・落合陽一准教授「Twitterを見てもFacebookを見ても、みんなちゃかしてはいるかもしれないけど、前向きな気持ちで元号を見ているじゃないですか。それってすごくいいことだなと思う。元号は、発表される前の3月31日まではけっこう閉塞(へいそく)感があったと思うんですよ。それはみんなどこか不安で落ち着かなかったけれど、いざ元号が発表されたら、一気にそれが幸せな感じになってきたというのはすごくいいなと思っています」

筑波大学准教授の落合陽一氏はまた、時代が変わること、変わらないといけないこと、変えるのは若い世代だという3つが合わさって、いいムードをつくっていると指摘した。