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フォン被告「傷害罪」変更で5月にも釈放へ

2019年4月1日 18:12

北朝鮮の金正恩委員長の兄、金正男氏が殺害された事件の裁判で、殺人罪で起訴されていたベトナム人のドアン・ティ・フォン被告が、来月にも釈放される見通しとなった。

フォン被告は、2017年、北朝鮮の男らと共謀し、金正男氏の顔に猛毒の「VX」を塗りつけ殺害した罪に問われていた。1日の裁判で検察側は、死刑が適用される殺人罪から、より刑が軽い「危険な凶器を用いた傷害罪」へ起訴罪名の変更を提案し、被告側がこれを認めた。これを受け、裁判官はフォン被告に対して禁錮3年4か月の有罪判決を言い渡した。

フォン被告「ありがとう」
フォン被告の父親「今日はとてもうれしい」

弁護士によると、未決の勾留期間が2年以上あることなどから、フォン被告は、5月の第1週にも釈放される可能性が高いという。