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失速防止装置が誤作動か ボーイング機墜落

2019年3月30日 12:31

ボーイングの旅客機がエチオピアで墜落した事故について、失速防止のため機首を下げる自動システムが墜落前に作動していたと、調査当局が暫定的に結論づけたことがわかった。

今月10日、エチオピアで「ボーイング737MAX8」が墜落し、157人が死亡した事故について、調査当局は原因の調査を進めてきた。

アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は29日、旅客機の失速を防止するため強制的に機首を下げる自動システムが飛行中に作動し、その後、墜落したと、調査当局が暫定的に結論づけたと報じた。

去年10月に同型機がインドネシアで墜落した事故でもこのシステムの誤作動が起きていたとみられていて、2つの事故が同じシステムの誤作動で起きた可能性が強まった。