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蔡総統“台湾防衛のため米国の武器が必要”

2019年3月28日 15:11

台湾の蔡英文総統はアメリカで開かれたフォーラムにインターネット中継で参加し、中国の脅威が増しているとして、台湾防衛のためにアメリカの武器が必要との考えを示した。

今月、パラオ共和国など太平洋諸国を訪問していた台湾の蔡英文総統は、27日、ワシントンで開かれたフォーラムに経由地のハワイからインターネット中継で参加した。

台湾の総統府などによると、蔡総統は、中国が軍事的な緊張を高めていて「台湾は防衛能力を高める必要がある」と訴えた上で、台湾の防衛のためにアメリカが戦闘機や戦車を提供する必要があるとの考えを示したという。

台湾政府はアメリカに戦闘機F16を66機売却するよう求めているが、これまで中国は台湾への武器売却に強く反対していて、今回の蔡総統の動きに対しても反発が予想される。