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京都大の男性教授 地震に関する論文に不正

2019年3月27日 1:25
京都大の男性教授 地震に関する論文に不正

京都大学の男性教授が3年前に発表した熊本地震に関する論文に、改ざんなど不正行為があったことがわかった。

京都大学によると、不正がみつかったのは、理学研究科の林愛明教授らが3年前に発表した熊本地震に関する論文。「図に多数のミスが散見され、改ざんが疑われる」との通報を受けて、大学が調査したところ、論文に使われている4つの図で震源の位置を書き換えるなどの改ざんのほか、出典が書かれないまま、ほかの論文からデータを盗用するなど、10か所で不正行為が判明したという。

林教授は、「ケアレスミスだった。図は間違っているが、論文の結論は間違っていない」などと話しているという。京都大学は、論文を撤回するよう勧告したうえで、懲戒処分を検討しているという。