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新元号選定 衆院議長公邸で意見聴取の方向

2019年3月26日 15:13
新元号選定 衆院議長公邸で意見聴取の方向

来月1日に発表される新しい元号の選定手続きをめぐり、衆議院の大島議長と赤松副議長が協議した。こうした中、政府による衆参の正副議長からの意見聴取は衆議院議長公邸で行う方向であることがわかった。

衆参の議長、副議長や有識者からは政府が元号を決める際、複数の候補を示し、意見を聞くことになっている。これまでに政府は、元号が事前に漏れるのを防ぐため、正副議長らに対し、意見を聞いた後、「発表まで部屋で待機すること」などを要請した。

複数の政府関係者によると、この要請に、赤松副議長が「漏らすことを前提としている」などと反発したため、26日、大島議長が赤松副議長と協議した。

こうした協議などを経た結果、当初は「平成」への改元の際と同じ、国会内で行う予定だった意見聴取を今回は衆議院議長公邸で行うことで調整することが決まった。議長公邸では意見聴取後、報道陣の接触を制限することが可能とみられるためだ。