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タイで8年ぶり総選挙“民主政治”戻れるか

2019年3月24日 20:19

軍事政権が続くタイで8年ぶりとなる総選挙が24日、行われた。軍事政権は事実上の延命を狙っていて、民主的な政治に戻れるかが焦点。

タイでは24日、全国一斉に投票が行われた。タイでは2014年のクーデター以降、軍事政権が続いているが、民主化を求める内外の声を受け、8年ぶりに選挙が実施されることになった。

選挙は、軍政を支持する政党と、地方の貧困層に根強い人気があるタクシン元首相派の政党、都市部を基盤とする反タクシン派政党の、三つどもえの構図となっている。タクシン派は王女の首相候補への擁立を試みたが、国王の批判を受け断念に追い込まれた。

地元メディアは、タクシン派政党が第1党になると予想しているが、単独での過半数は難しい情勢で次の政権の枠組みは連立工作で決まる見通し。