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米ダウ“経済減速懸念”で今年2番の下げ幅

2019年3月23日 10:51

アメリカ・ニューヨーク株式市場で22日、世界経済の減速懸念から売りが広がり、ダウ平均株価は今年2番目の下げ幅となった。

22日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前日の終値から460ドル19セント値を下げ、2万5502ドル32セントで取引を終えた。値下げ幅は今年2番目の大きさとなった。

この日はヨーロッパとアメリカで相次いで発表された経済指標がいずれも低水準となり、世界経済の減速懸念が強まった。これを受け、債券市場で長期金利が一部の短期金利の水準を下回る「逆イールド」が発生した。「逆イールド」は景気後退の前触れとされるため、幅広い銘柄に売りが広がった。

市場関係者は「経済の減速懸念が一過性のものなのか、今後の債券市場の動向に注目している」と話している。