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EUがグーグルに約1900億円の制裁金

2019年3月21日 1:39

EU(=ヨーロッパ連合)は20日、アメリカのIT大手・グーグルが、競合他社が配信する広告の表示を妨げていたなどとして、およそ1900億円の制裁金を科すと発表した。

グーグルは、検索連動型広告サービス「アドセンス」を提供していて、インターネット検索による広告の仲介市場では、2006年から10年間、ヨーロッパでのシェアが70パーセントを超えている。

EUの執行機関であるヨーロッパ委員会によると、グーグルはこの独占的な地位を乱用し、取引先のサイトで競合する「マイクロソフト」や「ヤフー」などが配信する広告が表示されるのを妨げていたという。

競合他社の広告の表示についてグーグルの承認を求めさせたケースもあり、ヨーロッパ委員会はこれらが「EU競争法」に違反するとして、日本円でおよそ1900億円の制裁金を科すと発表した。

EUがグーグルに巨額の制裁金を科すのは今回で3度目。