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菅長官「地方でも皇室ゆかりの美術品を」

2019年3月21日 21:26
菅長官「地方でも皇室ゆかりの美術品を」

BS日テレの「深層NEWS」に出演した菅官房長官は、政府と民間で共同開催している皇室ゆかりの美術品の特別展に関連して、地方の人々にも美術品を鑑賞できる機会を増やしていきたいとの考えを明らかにした。

菅官房長官「皇室から寄贈された素晴らしい品々が、三の丸尚蔵館というところに収蔵されている。しかし、ほとんど世に出ていないですよね。こうしたものをやはり多くの国民のみなさんにご覧になっていただくべきだと」

三の丸尚蔵館に収蔵されている皇室に代々受け継がれた美術品には、明治以降、各地の元大名などから皇室に寄贈されたものが含まれている。

これについて菅長官は「ぜひ国民のみなさんやそれぞれ寄贈した地方にかえしたい」と述べ、地方で三の丸尚蔵館の美術品を鑑賞する機会などを増やしていきたいとの考えを示した。

また、文化庁の宮田長官は、日本の文化財を維持するためには、「保存」するだけでなく、「修理」して「公開する」というサイクルを定着させることが重要だと指摘した。