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辺野古移設 軟弱地盤改良に「3年8か月」

2019年3月15日 22:47
辺野古移設 軟弱地盤改良に「3年8か月」

沖縄のアメリカ軍・普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、防衛省は、辺野古沿岸に新たに見つかった軟弱地盤の改良工事に3年8か月かかると試算した報告書を国会に提出した。

防衛省は、これまでに辺野古沿岸の埋め立て予定地に軟弱地盤が見つかったとして、およそ7万7000本の杭(くい)を海底に打ち込む改良工事をするとしていた。

一方で、工事の期間については明らかにしていなかったが、15日に国会に提出された報告書では、改良工事だけで3年8か月かかると試算していることが明らかになった。

日米両政府は、普天間基地の返還時期について「2022年度またはその後」で合意しているが、普天間基地の移設に向けた工事がさらに長期化することになる。

立憲民主党・蓮舫参院幹事長「3年8か月は最低でもですよ。最低でもかかる。でもそれは地盤改良工期だけです。政府のロジックは崩壊をしたし、不適切だし、沖縄県民に対して丁寧でもないし、寄り添っていないと思います」

野党側は、改めて玉城沖縄県知事の国会への参考人招致を求めるなど、攻勢を強めている。