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低報酬は差別~米・サッカー女子選手ら提訴

2019年3月9日 21:22

前回のサッカー女子ワールドカップで優勝した強豪・アメリカ代表の選手らが、男子代表よりも報酬が低いのは差別だなどとして、アメリカのサッカー連盟に対し待遇改善を求める訴えを起こした。

「国際女性デー」にあたる8日、ロサンゼルスの裁判所に訴えを起こしたのは、サッカー女子のアメリカ代表選手28人。

訴状によると、チームは好成績を収めているにもかかわらず、報酬は男子代表の4割程度だと訴えている。また、試合で使われる芝でも身体への負担が大きい人工芝が男子代表より多いと指摘していて、アメリカのサッカー連盟に対しこれらの待遇改善を求めている。

中心選手の1人、アレックス・モーガン選手は、「スポーツにおける男女平等に立ち向かうことは、代表選手の責任だ」と話している。

サッカー女子のアメリカ代表はFIFA(=国際サッカー連盟)のランキング1位で、今年6月に行われるワールドカップの優勝候補となっている一方、男子代表は、25位となっている。