アメリカ・トランプ大統領の元側近で「陰の大統領」とも呼ばれたスティーブン・バノン元首席戦略官が、ＢＳ日テレの番組に出演し、「来年の大統領選でトランプ氏は前回以上の大差をつけて勝利するだろう」と述べた。

バノン氏は２０１６年の大統領選で、トランプ陣営の選対本部トップとして選挙戦を勝利に導き、政権発足後は、首席戦略官として約７か月間、大統領の側近を務めた。

８日、ＢＳ日テレの「深層ＮＥＷＳ」に出演したバノン氏は、トランプ大統領の再選の可能性について聞かれ、次のように答えた。

バノン氏「（Ｑ．トランプ氏再選の可能性は？）イエスです。（ロシア疑惑の追及を受ける）今後５～６か月間をしのぐことができれば、２０１６年（の大統領選）よりも大差で勝利できると思います」

また、すでに不出馬を表明しているヒラリー・クリントン元国務長官について、「民主党候補の顔ぶれ次第では、考えを変えて出馬する可能性がある」との見方を示すとともに、大統領から強く求められれば、再選に向けて、再びトランプ陣営に協力する考えも示した。