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“子連れで仕事や勉強”世田谷区の取り組み

2019年3月8日 14:02
“子連れで仕事や勉強”世田谷区の取り組み

午前10時、親子連れがやってきました。子どもを預けるとお母さんは玄関から外へ。同じ建物の裏口から入り、2階の部屋に移動します。そして、机に座ると本を開き、勉強を始めました。

ここは住宅街にある一軒家。元は、カフェだった1階を親子が集まる場所に、住居として使われていた2階を、コワーキングスペースにしてオープン。庭もあり、外で子どもを遊ばせることができます。

ワークスペースを利用する場合、2時間1500円、1日最大5時間まで。1階で保育スタッフが子どもを預かってくれます。

こちらの女性は、現在育児休業中ですが、復帰後の仕事に役立てたいと資格取得のために勉強中。週1回、ここのワークスペースを利用しています。

母親「子育てと自分のペースで働けるような時間と場所を確保する手助けになってくれるような場所です」

世田谷区にはこういった、親子で立ち寄れる「おでかけひろば」という場所が30か所ほどあります。ここの「おでかけひろば」は、ワークスペースを併設させたことで、働く母親の利用が増えたといいます。

月に数回、料理イベントや縫い物の講座を企画。母親同士が交流できる場所となっています。NPO法人子育て支援グループ「amigo」の 椛澤理子さんはこう話します。

「子どもと近い場所で働けるというメリットもありますし、同じぐらいの(年齢の)子どもをもつお母さんたちと交流することで、地域ともつながっている場所かなと思います」

【the SOCIAL viewより】