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防衛装備品調達「米依存は問題」野党が追及

2019年3月7日 15:14
防衛装備品調達「米依存は問題」野党が追及

衆議院本会議では防衛装備品の調達をめぐって議論が行われた。野党側は、過度なアメリカへの依存は問題があると追及した。

国民民主党の下条議員は、安倍政権になってアメリカ政府からの防衛装備品の調達が急増し、アメリカ依存度が上がっているとして政府の見解をただした。

国民民主党・下条みつ議員「過度なアメリカ依存は財政的にも国内産業の育成にも、そして日本政府の安全保障上の自主性にも問題があると感じておられたのではないですか」

岩屋防衛相「装備品の調達は国内であれ、国外であれ、わが国として主体的に決めているものでありますけれども、わが国を取り巻く厳しい安全保障環境を受け、高性能な装備品について早期導入が求められる傾向にあるため、その結果として、近年FMS調達(米政府からの調達)が増加傾向にある」

岩屋防衛相はまた、「国内調達が増えず、厳しい状況にあるのは認識している」と述べ、今後、重要な技術に重点的に投資を行うなど国内の防衛産業全体の競争力強化に優先して取り組むと強調した。