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「読書通帳」女の子の通帳には合計50万円

2019年3月5日 15:04
「読書通帳」女の子の通帳には合計50万円

図書館で読んだ本を記録する「読書通帳」の取り組みが広がりを見せている。読んだ本を「貯蓄」することで、子どもの成長も記録できるようになっている。

5歳の女の子が通帳に記帳、その合計額は50万円。実はこれ読書通帳機というもので、貸し出し履歴が印字されるだけでなく、それまでに借りた本の価格と、その総額が記載される。

女の子「これで(通帳)5冊目。ときどき紙芝居も借りる」

女の子の大切な通帳を見せてもらうと、かわいい絵本のタイトルが並ぶ。しかし、記載された通帳の合計は50万円以上と大人顔負けの金額だ。

海津図書館・日比佳克さん「本の定価を印字することによって、お客さまがいくら得したかなと、目で分かるかなという思いがしています」

岐阜県の海津図書館では、読書通帳の導入後、読書意欲を促進することで、入館者数の減少を抑えることができているという。

図書館スタッフの通帳には合計133万円…

図書館スタッフ「買ったらこうなりますよということですね」

子どものために記帳するお母さんは…

読書通帳の利用者「こういうのを読んだんだよと、残してあげたい」

現在、全国の図書館で71台採用されている。卓上タイプの物もあり、価格は85万円からだ。各図書館によってオリジナルの通帳を作ったり、通帳1冊を完了したら、本をプレゼントする図書館もある。システムを連携することにより、学校で貸し出した本も印字することができるなど、本を読む子どもの読書の意欲をかき立てる。

【the SOCIAL viewより】