腕がない人でも演奏できる「義手楽器」
腕のない人でも楽器を演奏できる「義手楽器」がある。3Dプリンターで作るという義手楽器。どんな音を奏でるのだろうか?
腕がない人も演奏できる楽器は、ソケット部分を装着することで色々な楽器を演奏できる。その名も義手楽器。ギター、トロンボーン、打楽器の3種類がある。
叩く強さで音の強弱をつけることもできる。義手の中には、電子回路が取り付けられていて弦などに触れることで、設定された音がアプリに転送され音を出す仕組みになっている。
装着した時、使用者に負担がかからない設計になっていて、重さは約800グラム。プラスチックを使用し軽量化を目指したという。製作は3Dプリンターで行われていて、約40~90個のパーツで組み立てられている。
製作したのは、義手のエンターテインメント性に関する研究を行っている慶応義塾大学大学院生の畠山海人さん。
畠山さん「どこを調べてもエンターテインメントに着目した研究ってすごく少ないんです。なので当事者だからこそできる義手楽器という物を提供してあげることで、演奏体験というものを楽しんでもらうことを目的にこういった物を作っています」
価格は80万円からだが、販売以外でも体験イベントなどで演奏することもできるということだ。
【the SOCIAL futureより】