国会で５日、立憲民主党の蓮舫議員は東京オリンピック・パラリンピックの予算をめぐり担当の桜田大臣を追及した。蓮舫議員は桜田大臣が大会の総予算を正しく把握しているか、ただした上で無駄があるのではないかと追及した。

立憲民主党・蓮舫議員「政府としてこのオリパラ大会にかかる総予算、把握されていますね」

桜田五輪相「ブイ予算では大会経費を１兆３５００円と試算、このうち…１兆３５００億円と試算。このうち国費は１５００円…１５００億円」

立憲民主党・蓮舫議員「今おっしゃられたブイ予算って何ですか」

桜田五輪相「昨年１２月に組織委員会が公表したブイ予算であります。ブイ（Ｖ）は、バージョンであります」

立憲民主党・蓮舫議員「あの…ブイ（Ｖ）をバージョンって言って、みんなから『オー』って言われるの、やめてくださいよ」

さらに、蓮舫議員は大会のためのテロ対策と、一般的なテロ対策の予算の線引きがあいまいだと指摘した。

立憲民主党・蓮舫議員「これ測量船を買ってしまったり拳銃とか警備機器も補充をして、東京オリンピック・パラリンピック終わったら捨てるんですか」

桜田五輪相「大会を契機として調達するものであります。従って別に捨てるわけではございません」

立憲民主党・蓮舫議員「オリパラ大会を契機に予算をつけてるテロ対策なんです。何で線引きするんですか」

蓮舫議員は「オリンピックのレガシーを次の世代の負担にしないためにもこの大臣では任せるのは難しい」と厳しく批判した。