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辺野古への基地移設見直し迫り、野党追及

2019年3月5日 12:01
辺野古への基地移設見直し迫り、野党追及

国会では5日、沖縄のアメリカ軍・普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐって、野党側は国と県との溝が埋まらない中で改めて移設を見直すよう迫った。

立憲民主党の福山幹事長は、辺野古沖に軟弱な地盤が見つかったことで埋め立て工事が長引き、結果として普天間基地の固定化につながるのではないかと追及した。

立憲民主党・福山哲郎幹事長「これで本当に工事できるんですか、それこそ普天間の固定化なんじゃないですか。負担軽減じゃなく、 負担増なんじゃないですか」

安倍首相「負担増というのは大きなこれは誤解を与えていると思いますよ。じゃあできたんですか、それが、われわれが政権奪還する前に。まったくできていないじゃないですか」

立憲民主党・福山哲郎幹事長「総理がいくら今のことを言われても県民投票は圧倒的に反対だったということについてはどうお答えになりますか」

安倍首相「県民投票の結果については真摯(しんし)に受け止めなければならないと思っていますが、その上において負担軽減を進めていくというのが、私どもの責任であろうと、こう考えているところでございます」

安倍首相は沖縄に駐留するアメリカ軍海兵隊のグアム移転で合意したことや北部訓練場の一部返還など、安倍政権になって実現した基地負担軽減策の成果を強調した。

これに対し、福山幹事長は辺野古沖で軟弱な地盤が見つかったことで「土砂投入を強行しても意味がない。工事のメドも立たない」と指摘しアメリカと、日本政府と沖縄が、もう一度話し合う場を持つべきだと主張した。