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文大統領「親日派清算を」独立運動100年

2019年3月1日 12:37

韓国は1日、日本の植民地時代の独立運動から100年を迎え、文在寅大統領は演説で、植民地支配に協力した「親日派を清算すべきだ」と訴えた。

慰安婦問題に加え徴用工、レーダー照射問題など日韓関係が大きく冷え込む中、韓国は「3.1独立運動」から100年という節目の日を迎えている。

文大統領は式典での演説で、日本の植民地支配に協力した「親日派」も多くいたことを念頭に、誤った過去を省み、親日残滓を清算すべきだと訴えた。ただ、日韓関係が大きく冷え込む中、「隣国との対立を広げるのが目的ではない」と述べる一方、去年は言及した慰安婦問題に触れておらず、文大統領としては日本に対し一定の配慮を示したと言えそうだ。

一方、2回目の米朝首脳会談については「両首脳が長時間対話を交わし、相互理解を深めただけでも進展だった」と評価してみせた。ただ、会談が物別れに終わったことで、文大統領が期待を寄せていた南北経済協力事業の再開は遠のいた形で、韓国メディアは「文大統領の構想は冷や水を浴びせられた」と伝えている。