台風で風車倒壊“安全機能”働かず 淡路市
去年8月、台風で倒壊した兵庫県淡路市の風車は、主電源が切られていて安全機能が働かない状態だったことがわかった。
兵庫県淡路市の北淡震災記念公園にある高さ約60メートルの風車は、去年8月の台風20号の影響で根元から倒れた。風車は1年前に故障し稼働していなかったが、市が依頼した専門家会議が調べたところ、主電源が切られていたことがわかった。
そのため、風が強いときに羽根の向きを変えるなどの安全機能が働かない状態だったという。
また、専門家会議は、管理体制が市や第三セクターなど複数にまたがっていたことで、責任の所在が不明確だったと指摘している。