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MUFG 資金洗浄対策改善で米当局と合意

2019年2月23日 8:25

三菱UFJフィナンシャル・グループは22日、資金洗浄(=マネーロンダリング)を防ぐための態勢が不十分だとアメリカの金融当局から指摘を受け、改善措置を講じることで合意したと発表した。

発表によると、子会社である三菱UFJ銀行のニューヨークなどアメリカ国内の3つの支店についてアメリカの通貨監督庁から、マネーロンダリングを防ぐための内部管理態勢が不十分だと指摘を受け、改善措置を講じることで、合意したという。

三菱UFJをめぐっては去年11月、アメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」が、北朝鮮のマネーロンダリングに関連し、アメリカの検察当局の調査を受けたと報じていた。

三菱UFJは当局の調査で「違法な個別取引の関与は認められていない」としていて制裁金の支払いもないということだが、「内部管理やコンプライアンス態勢について、不断の改善に努めたい」としている。