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構造改革で合意の道筋は…米中貿易交渉再開

2019年2月22日 6:17

アメリカと中国の閣僚級の貿易交渉が21日、再開した。交渉期限が来月1日に迫る中、溝が残る中国の構造改革をめぐり、合意の道筋を見いだせるのかが焦点。

北京での先週の協議に続き、アメリカ・ワシントンでは21日、中国の劉鶴副首相とアメリカ通商代表部のライトハイザー代表らによる閣僚級協議が再開した。

ロイター通信によると、アメリカが中国に改善を求める知的財産権の侵害や技術移転の強要など6つの分野での覚書の策定を目指すということだが、中国の構造改革をめぐる主張の溝は残っているとみられている。

これまでトランプ大統領は、十分な進展が見られれば来月1日の交渉期限を延長する可能性を示している。今回の協議で調整を進め、米中首脳会談への道筋をつけられるかが焦点。