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国と東電に賠償命令 原発事故避難者訴訟

2019年2月20日 23:27
国と東電に賠償命令 原発事故避難者訴訟

福島第一原発の事故で、神奈川県に避難した住民らが国と東京電力に対し損害賠償を求めた集団訴訟で、横浜地方裁判所は国と東京電力の責任を認める判決を言い渡した。

この裁判では、福島第一原発の事故で神奈川県に避難した60世帯175人が、国と東京電力を相手取り、慰謝料など54億円あまりの賠償を求めていたもの。

判決で、横浜地方裁判所は「2009年の時点で、津波によって、放射性物質が放出されることは予見できた」などと原告の主張を一部認め、国と東京電力に対して、総額約4億2000万円を支払うよう命じた。

福島第一原発事故を巡る国と東京電力の責任を問う集団訴訟で、国の責任を認めた判決は今回が5例目。