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NYダウ8ドル高 小売りに買いも上値重く

2019年2月20日 8:34

19日、アメリカ・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、市場予想を上回る決算を発表した小売り大手「ウォルマート」が上昇するなどし、買いが優勢となった。

19日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前週終値から8ドル07セント値を上げ、2万5891ドル32セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も14.36ポイント上げて7486.77で取引を終えている。

この日は、発表した決算が市場予想を上回った「ウォルマート」が上げたことで、ほかの小売り関連株にも買いが広がった。ただ、今週、ワシントンで行われるアメリカと中国の閣僚級の貿易協議の行方や、20日に公表される1月のFOMC(=連邦公開市場委員会)の議事要旨の内容を見極めたいとの思惑もあり、上値の重い展開となった。

市場関係者は、「今年に入り、株価は上昇基調となっているため、利益確定の売りも出やすい状況になっている」と話している。