×

北方領土問題“立場”野党が安倍首相を追及

2019年2月20日 17:45
北方領土問題“立場”野党が安倍首相を追及

国民民主党の前原元外相は、北方領土問題を含むロシアとの平和条約交渉について、安倍首相の認識をただした。

前原元外相は、北方領土は日本固有の領土であるというこれまでの日本の立場を変えて、ロシア側と交渉しているのではないかと追及した。

国民民主党・前原元外相「北方領土については、固有の領土ということで、それが日本の立場であったわけでありますが、まさかこの点を180度ひっくり返して、いやロシアのものでした。だけども日ソ共同宣言に基づいて2島返してください。こんなぶざまなことはないでしょうね」

安倍首相「北方領土は我が国が地権を有する島々でありますし、この立場に変わりはありません。今の政府の立場としては、とにかく交渉を前に進めていくことを最優先で考えなければならないと考えております」

国民民主党・前原元外相「交渉を進めるということと、日本の立場というものをしっかり守った上で、果実を得るというのは私は違うと思いますよ」

安倍首相「まだ、結果は残念ながら出すことができていませんが、当然それは歴史から厳しく評価されると、このように考えております」

安倍首相は「固有の領土」という表現は避けながらも「北方領土の法的評価は同じ」と説明した。その上で前原氏が外相の時にも「表現を変えていた」と指摘し、「静かな状況の中で交渉を進めていくことができるかにかかっている」と述べた。