×

圧力強める米国…対イラン政策で足並み乱れ

2019年2月15日 8:33

中東の平和と安定に関する国際会議がポーランドで開かれ、会議を主導するアメリカがイランへの圧力強化を求めたが、これに慎重なヨーロッパとの足並みの乱れが露呈している。

会議には62の国が参加したが、アメリカによるイラン包囲網の強化に慎重なフランスなどは閣僚の派遣を見送っている。演説でアメリカのペンス副大統領は「悲しいことに、我々の主要なヨーロッパのパートナー国の一部は、ほぼ協力的ではない」と述べ、ヨーロッパの一部の国がイランへの経済制裁に協力的ではないと厳しく批判した。

会議の後、アメリカのポンペオ国務長官は会見で、イランの脅威を世界規模で確認したと強調したが、参加国の間で見解の相違があったことも認めていて、足並みの乱れが露呈する結果となった。