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日本企業がGM出資の地図データ会社買収へ

2019年2月13日 22:03
日本企業がGM出資の地図データ会社買収へ

自動運転に必要な高精度な道路地図データを開発している日本の地図データ会社がアメリカのゼネラル・モーターズが出資する地図データ会社を買収すると発表した。

自動運転の実現には高精度な道路地図データが必要とされていて、政府系ファンドとともに日本の自動車メーカー10社などが共同で出資している地図データ会社の「ダイナミックマップ基盤」が自動運転に必要な3Dマップの開発を進めている。

しかし3Dマップの分野ではグーグルや中国勢も開発を進めており、日米の自動車メーカーには自動運転において先を越される危機感があった。

そのため、日米の自動車メーカーは自動運転の分野で主導権を握るため「ダイナミックマップ基盤」がゼネラル・モーターズ系の地図データ会社「アッシャー」を買収し、地図データの仕様や更新の方法などを共通化することで自動運転向けの3Dマップの構築を日米で共同で押しすすめ、先行するグーグルなどに対抗する狙い。

買収額は約200億円規模になるとみられ、政府系ファンドのINCJや三菱電機が追加の出資をする。