食パンがキャンバス?鮮やか「柄トースト」
パンに様々なイラストを施す「柄トースト」が、注目されている。インスタ映えもする柄トースト、どんな作品があるのだろうか?
スイカ、寿司、トイプードル。色とりどりのイラストが食パンの上に描かれている。焦げ目のついたトースト、下地にクリームを塗ってジャムやハーブなど色々な食材でイラストを描いていく。
ニンジンの柄トーストは、アプリコットジャムとハーブを使った。かわいらしい仕上がりで食べるのがもったいなくなる。
冷蔵庫のなかにある材料でも作れる。イラストの違いで味も色々。作っているのは小林奈代子さん。お菓子作りの教室を開くフードアートコーディネーターで約2年前に柄トーストにはまった。
カットされたスイカは柄はきゅうりを薄く切り、半月切りにして真ん中をくりぬく。クリームを塗ったトーストに並べて、イチゴジャムで果肉の部分を作り、種の部分はゴマで表現する。SNSに掲載したところ大きな反響があった。その声に応えようと作り続け、いまでは70種類のレパートリーを持つ。
小林さん「こんなものもできるかな。あんなものもできるかなと。街に出て色々ヒントを探している」
寿司に使われるピンクの“でんぶ”を使ったフラミンゴ。マシュマロはビールジョッキの泡になった。柄トーストの魅力は…
小林さん「家にあるジャムやハーブを使って手軽なところが楽しい」
WEBやテレビにも取り上げられ、料理の仕事を増やしていく予定だったが、去年12月、胸にしこりを見つけ診察を受けたところ、がんが見つかった。
小林さん「左胸を全部摘出ということに」
いままで大病を患ったことがない56歳。子育ても一段落した矢先のことだった。入院することになるが、柄トーストは…
小林さん「ストップするつもりもなく、入院するまでに何個か作っておいてこれからも続けていこうと思う。がんになったからもう駄目だというのではなく、出来ることはやっていこうと思う。ピンクリボンの柄トーストを作ってみたい」
【the SOCIAL trendより】