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韓国国会議長 慰安婦問題“天皇が謝罪を”

2019年2月12日 14:00

韓国の国会議長が慰安婦問題を解決するためには「天皇陛下の謝罪が必要」と述べたのに対し、日本側は謝罪と撤回を求めた。

韓国国会の文喜相議長はアメリカの有力メディアのインタビューで、慰安婦問題をめぐり、「まもなく退位する天皇が元慰安婦の手を握り、申し訳なかったと一言言えば解決するだろう」と述べた。

日韓両政府は、2015年に慰安婦問題の最終的な解決を確認しているが、文議長は「それは法的な謝罪であり問題は被害者がいるということだ」と主張した。これに対し、安倍首相は韓国側に謝罪と発言の撤回を求めたことを明らかにした。

安倍首相「発言は甚だしく不適切な内容を含むものであり、極めて遺憾である旨、厳しく申し入れを行いました。強く抗議をするとともに謝罪と撤回を求めたところです」

菅官房長官によると、韓国側は、「発言は早期の日韓関係改善を願う議長の思いから出たものであり、報道のされ方は本意ではなかった」と釈明し、謝罪はなかったという。