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一般教書演説 トランプ氏、外交成果強調へ

2019年2月6日 11:57

アメリカのトランプ大統領が内政・外交の方針を示す一般教書演説に臨んでいる。この中で、北朝鮮との2回目の首脳会談を今月27日からベトナムで行うと発表すると報じられている。

ねじれ状態となった議会のもとで内政が停滞する中、トランプ大統領は外交面での成果を強調し、支持層にアピールするとみられる。

アメリカ・トランプ大統領「何十年と続く政治的なこう着状態を共に打破できる。決めるのは我々自身だ」

トランプ大統領は、冒頭、言葉でこそ政治的対立の終結を呼びかけたが、野党・民主党と激しく対立する、国境の壁の建設をめぐっては一歩も引かない構え。

不法移民対策の重要性を強調し、「開かれた国境を主張するのは警備に守られた裕福な政治家だ」などと厳しく糾弾するとみられる。

一方で、今回、多くの時間を割くとみられるのが外交。北朝鮮については非核化に向けた進展を強調するとみられ、アメリカの一部メディアによると、2回目の米朝首脳会談を今月27日から2日間、ベトナムで開催すると明らかにすると報じている。

就任3年目のトランプ大統領は、公約の実現と「ねじれ議会」のはざまで一層、難しいかじ取りを迫られることになる。