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島根の漁船を露が連行 日本海で十人が操業

2019年2月2日 18:36
島根の漁船を露が連行 日本海で十人が操業

日本海でベニズワイガニ漁をしていた島根県の漁船が、ロシアの警備艇に連行されていたことがわかった。乗組員10人の健康状態に問題はないという。

島根県などによると、ロシアの警備艇に連行されたのは、島根県出雲市の「利見水産」が所有するかにかご漁船「第68西野丸」。この漁船は日本海でベニズワイガニ漁を行うため、先月26日に鳥取県境港市の境港を出港し、4日後の30日に連絡が取れなくなった。その後、島根県水産課が水産庁から「漁船はロシア極東のナホトカに到着した」と連絡を受けたという。

島根県かにかご漁業組合に所属する「第68西野丸」には10人が乗っていて、全員、健康状態に問題はないという。

島根県かにかご漁業組合・古木均事務局長「一刻も早く解放してもらいたいというのが一番の願いですし、心配事です」

ロシア側は「ロシアの排他的経済水域に入っている船を連行した」と説明しているということで、島根県などが詳しい状況の確認を進めている。