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北の核放棄“可能性低い”~米国家情報長官

2019年1月30日 6:02

アメリカと北朝鮮が来月末頃までに2回目の首脳会談を行うとする中、アメリカ情報機関のトップは29日、北朝鮮は「核兵器を放棄しないだろう」との見方を示した。

コーツ国家情報長官は29日、議会の公聴会で、「北朝鮮の金正恩委員長は非核化について前向きな姿勢を示している」と評価したが、一方で完全な非核化の実現については懐疑的な見方を示した。

コーツ国家情報長官「(北朝鮮は)核兵器と製造能力を完全には放棄しないだろう。核兵器は政権存続に非常に重要だからだ」

2回目の米朝首脳会談を来月末頃までに開催するとしたトランプ大統領が非核化の実現に自信を示す中、情報機関トップから厳しい見方が示された形。

一方、中国についてはアメリカから盗んだ情報を元に著しい発展を遂げたと指摘。中国はロシアと連携してアメリカに対するスパイ行為やサイバー攻撃を仕掛けていると、強い警戒感を示した。