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一般教書演説、民主党が拒否する考え 米

2019年1月24日 14:36

国境の壁の予算をめぐり、アメリカ・トランプ大統領と野党・民主党の対立が深刻化している。民主党は23日、議会下院で予定されていた大統領による一般教書演説を拒否する考えを表明した。

アメリカでは、年に1度、大統領が内政と外交の方針を示す一般教書演説を議会下院で行うのが慣例。29日にはトランプ大統領の演説が予定されていたが民主党は23日、政府機関の一部閉鎖が解除されるまでは大統領の下院での演説を認めない考えを表明。これに対し、大統領は「国にとって汚点だ」として民主党を強烈に批判した。

トランプ大統領「民主党がやっていることは恥ずべきことだ。過激化している」

そして、トランプ大統領はツイッターで「政府機関の閉鎖が続いている間は一般教書演説を行わない」と明らかにした。

一方、政府機関の閉鎖は33日目に入っている。議員会館では給与が支払われない政府職員ら数百人集まって抗議デモを行い、11人が拘束される事態になった。