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熊本の公立病院 診療報酬を不正受給か

2019年1月23日 14:15
熊本の公立病院 診療報酬を不正受給か

熊本県玉名市の公立玉名中央病院が診療報酬を不正に受給していた可能性が高いことが分かった。

公立玉名中央病院によると、不正受給の可能性が高い診療報酬は、患者の血液や尿の検査について支払われる「検体検査管理加算」。

病院は、検査を担当する63歳の男性嘱託医が、休みにもかかわらずタイムカードを他の職員が代わりに打刻し、勤務時間を偽装していた。

病院は、1週間の所定労働時間を満たさない嘱託医を“常勤”として九州厚生局に届け出ていて、不正受給額は2015年からの4年間でおよそ8000万円に上るとみられている。

KKTの取材に対し、池上隆博事務部長は、「1週間のうち1日を医師が研究などにあてる職務免除日にしていたが、その時間を勤務ととらえていた。常勤の扱いについて認識の違いがあるが、九州厚生局の判断を仰ぎたい」としている。

また、タイムカードの代理打刻については、「安易にやってしまった」として職員の処分を検討する方針。