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探知音「レーダー照射は間違いない」元海将

2019年1月21日 19:20
探知音「レーダー照射は間違いない」元海将

「ビーーーーー」(約20秒間、鳴り響く大きな音)

自衛隊機が韓国軍から射撃の際に使用するレーダーの照射を受けた問題で、防衛省は新たな証拠として自衛隊機内の装置がレーダー照射を探知した際に発した音を公開した。

乗組員に共有するため探知したレーダーの電波信号を音に変換したもので、防衛省によると、韓国側が主張する捜索用のレーダーであれば、音が途切れ途切れになるのに対し、射撃用のレーダーは強い電波を連続して照射されるため音が鳴り続ける特徴があるという。

今回、公開した音は強い音が一定の時間、連続して鳴っていて、防衛省は照射を受けたことを裏付ける客観的な証拠だと主張している。

この音について、元海将で金沢工業大学大学院・虎ノ門キャンパスの伊藤俊幸教授は「連続音ビーと続いている、これは典型的な火器管制レーダーを照射された側の受信装置でとったスピーカーからの音。1回(火器管制)レーダーが(攻撃)目標をつかむと、どんなに相手が逃げてもずっと追いかけ回すのです。これが連続音として入る、(韓国側が)火器管制レーダーを照射したのは間違いないという証拠」と分析している。