ヒット商品で振り返る「さよなら平成」。今回は平成２５年（２０１３年）です。

１位「コンビニコーヒー」…コンビニでも本格コーヒー。
２位「パズル＆ドラゴンズ」…携帯ゲームにみんな夢中、今なお根強い人気。
３位「アベノミクス消費」…高額品がバカ売れ。
４位「半沢直樹」…“倍返し”が流行語大賞に。
５位「伊勢・出雲」…２０年ぶりの式年遷宮で参拝客が急増。
６位「Ｎｅｘｕｓ７＆ｉＰａｄ　ｍｉｎｉ」…手頃なサイズ感が人気に。
７位「あまちゃん」…ご当地アイドルが岩手の復興を後押し。
８位「レイコップ」…布団専用の掃除機。
９位「ノンフライヤー」…揚げない調理でヘルシーに。
１０位「グランフロント大阪」…大阪の一等地に大型複合施設が開業。

注目したのは７位のあまちゃん。三陸海岸と同じように物語に欠かせない舞台になったのは、主人公の親友・ユイがご当地アイドルになった舞台「北三陸鉄道」。そのモデルが、“三鉄”の愛称で親しまれる三陸鉄道北リアス線でした。

物語の中では、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた三鉄の姿。その中でも、震災からわずか５日後に一部区間で運行を再開したエピソードが描かれていました。放送終了後も、あまちゃんブームで三鉄人気は続き、復興へのエネルギーに。

そして翌平成２６年、三鉄北リアス線は悲願の全線開通を果たします。久慈駅には地元民だけでなく、あまちゃんファンも駆けつけ、開通日は物語さながらの盛り上がりを見せました。

そして震災から８年となる今年３月、運行が止まっていたＪＲ山田線の宮古と釜石間も復旧。この区間はＪＲから三鉄に移管され、三鉄は久慈～盛の１６３キロ、国内の第三セクター鉄道で最長距離の運行が決まっています。


【ｔｈｅ　ＳＯＣＩＡＬ　さよなら平成より】