アメリカの北朝鮮研究機関は９日、北朝鮮・寧辺の核施設の衛星写真を公開し、「主要な施設は稼働していないが、よくメンテナンスされている」と分析した。

アメリカの研究機関「３８ノース」は９日、去年１２月に撮影された寧辺の核施設の衛星写真を公開。原子炉など主要な施設については屋根に雪が積もったままになっていることから、現在は「稼働していない」と分析している。ただ、その周りの道路は雪かきがされていることから、「施設全体がしっかりメンテナンスされている」とし、「稼働できる状態」だと指摘している。

寧辺の核施設をめぐっては、金正恩委員長が去年、「アメリカの相応の措置」を条件としながらも、廃棄を表明している。ただ、アメリカは経済制裁の解除は非核化の後とする立場を崩しておらず、米朝間の協議は停滞している。