×

NYダウ乱高下 前日比260ドル高

2018年12月28日 9:18

27日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の日に大幅に上げた反動から一時600ドル以上値を下げたが、その後、買い戻され、前の日より260ドルあまり上げて、取引を終えた。

27日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の日の終値から260ドル37セント値を上げ、2万3138ドル82セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も25ポイントあまり上げて、6579.49で取引を終えている。

この日は、前の日にダウ平均の上げ幅が史上初めて1000ドルを超えた反動から、売りが先行して取引が始まった。

また、トランプ大統領が、安全保障上の重大な脅威となりうる海外メーカーからアメリカ企業が通信機器を購入することを禁止する大統領令を検討していると報じられた。これが中国の通信機器最大手「ファーウェイ」などを標的にしたものとの見方から、米中の関係悪化への懸念が広がり、ハイテク関連株や中国事業の比率の高い銘柄が売られ、ダウ平均は、一時は600ドル以上下げた。

その後、取引終了に向けて買い戻しの動きが加速し、2万3000ドル台を回復して取引を終えた。

市場関係者は「特に好材料はない中で買いが一気に膨らんだ。終盤にファンドなどのまとまった資金が買いに入ったとみられる」と話している。