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“ゴミ処理”間近で見ながらお酒、狙いは?

2018年12月27日 14:14
“ゴミ処理”間近で見ながらお酒、狙いは?

ゴミ処理を目の前にお酒を飲めるバーがあります。吉祥寺駅から約3キロの場所にある武蔵野市クリーンセンター。毎日ゴミ100トンが集められ、処理をするため24時間稼働しています。

UFOキャッチャーのような巨大なクレーンが約1トンのゴミをつかむかと思えば、高いところから豪快にゴミを落とします。ゴミを均一にならしてから焼却炉に入れるためです。

バーは、そんなゴミピット横のガラス張りの見学スペースに期間限定で設置されました。地元のシェフが考案したという、ゴミゼロを目指した「エコ」な料理を堪能しながら地元のアーティストによる生演奏を聴きます。お客さんの反応は――

「小学校ぶりにゴミ捨ての見学を(20代女性)」「飲むのはいいけど、食べるのはどうしようかなと思って(笑)。ゴミを出さないようにって気持ちになりました(60代・70代夫婦)」「この近くで働いていて。誘われるまでこの施設のことよく知らなかったです(20代女性2人)」

20代~70代という幅広い客層。その半数が地元の人たちでした。なぜ、ゴミ処理施設でお酒を?武蔵野市観光機構の事務局長・高橋さんに聞きました。

「この地域、周りは住宅街ですよね。市民に認められたというか、大人ですからね、お酒でも入るとゴミについての語らいとか始まるかなと思って」

来年の1月、2月にも開催予定だということです。


【the SOCIAL viewより】