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「脅威論あおる」日本の防衛大綱に中国反発

2018年12月18日 21:24

日本政府が閣議決定した「防衛計画の大綱」について、中国政府は「中国脅威論をあおるものだ」として日本側に抗議したことを明らかにした。

18日に閣議決定された新たな防衛大綱では、中国について「力を背景とした一方的な現状変更を試みるとともに軍事活動を拡大、活発化させている」などと指摘し、強い懸念が示されている。

こうした内容について、中国外務省の報道官は18日の会見で「中国の正常な軍事活動に対し事実ではない批判がされており、中国脅威論をあおるものだ」と批判した。

中国外務省・華春瑩報道官「日本のやり方は日中関係の改善と発展に不利になる。中国は強い不満と反対を示す。すでに日本側に厳正な申し入れを行った」

さらに大綱で、護衛艦を事実上の空母とする方針が打ち出されたことについて「専守防衛の約束を守り軍事面で必ず慎重に行動するよう促す」とクギを刺した。