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仏大統領が低所得者らの支援策 譲歩示す

2018年12月11日 6:38

燃料税引き上げ方針に端を発した激しい抗議デモを受け、フランスのマクロン大統領は10日、低所得者らの支援策を発表した。

マクロン大統領「フランス国民がこの困難を切り抜ける事を望む。法を守らず友情を尊重しない国民たちは破滅へと突き進んでいる」

マクロン大統領は10日、演説を行い、月額の最低賃金を約1万3000円アップさせるほか、残業代やボーナスを非課税にするなど低所得者らの支援策を行うと発表した。

政府は燃料税引き上げを断念したもののデモは収束せず、マクロン大統領はさらなる対応を迫られていた。ただ、現地メディアは「最低賃金の引き上げ以外は評価できない」など、デモ参加者らの厳しい声を紹介していて、反政府デモが鎮静化するかは不透明。