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米・クシュナー氏 サウジ皇太子に“助言”

2018年12月10日 14:43

サウジアラビア人記者が殺害された事件をめぐり、アメリカ・トランプ大統領の娘婿のクシュナー上級顧問が事件後、関与が疑われるサウジのムハンマド皇太子に対し、「難局をどう切り抜けるか」助言していたと9日、有力紙が報じた。

ニューヨークタイムズによると、クシュナー上級顧問とムハンマド皇太子は互いに下の名前で呼び合う親しい仲で、事件後も、携帯電話で連絡を取り続けていた。

国際社会からはサウジに対する批判が高まっているが、クシュナー氏は「難局をどう切り抜けるか」を助言していたという。また、クシュナー氏は、政権内で最も強くサウジを擁護しており、トランプ大統領の考えにも影響を与えたとしている。

一方、CNNは9日、事件当時の室内の音声を文字に起こした書類を読んだ人物の話として、殺害されたカショギ氏の最後の言葉は「息ができない」だったと報じた。体をノコギリで切断する音も含まれていたなどと記されており、事件の計画性を裏付けるものだと伝えている。